カナダと日本の交通ルールで一番大きな違いは、カナダは日本とは反対で車は左ハンドル、右側通行ということです。この大きな違いの他にも、日本とカナダでは細かな交通ルールの違いがあります。カナダで自動車を運転している日本人の方で、カナダの自動車学校へは通わずに、日本の運転免許証を使ってカナダの運転免許証を取得した方は多いと思います。そこ今回は、カナダで運転するときに知っておくべき交通ルールを紹介します。
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赤信号でも右折して良い
赤信号は止まれというのは、日本でもカナダでも同じです。けれども、カナダでは一部の地域を除いては、標識で禁止されていない場合、赤信号でも左折して良いという決まりがあります。もちろん、歩行者や自転車が横断していない場合、青信号の車線から車両が来ていないことが前提です。ケベック州ではモントリオール島内は、赤信号での右折は禁止されています。詳しいルールを知りたい方はSAAQのホームページで確認してください。(ここをクリックすると直接、ケベック州での赤信号での右折について説明したページに移動します。)
ちなみに、赤信号での右折は強制ではありません。運転手の判断ですので、後方からクラクションを鳴らされても気にする必要はないようです。
シートベルト・チャイルドシードは義務
カナダでも日本同様、シートベルトの着用は義務付けられています。そして、ケベック州では座高が63cm以下の子供はチャイルドシートを使うことを義務付けられています。ですから、出産後に新生児が車で移動する場合は、病院へ適切なチャイルドシートを持っていかなくては退院させてもらえません。
ケベック州でシートベルトの不着用で警察に取り締まられた場合は、80ドルから100ドルの罰金と運転免許証の点数が3点減点になります。
スクールバスの一時停止の標識
カナダのスクールバスには、一時停止の標識が付いています。この標識が表示または点滅しているときは、スクールバスの後方を走っている車や対向車は停止しなくてはいけません。停止する場所は、各州によって違うようです。例えば、モントリオールでは、スクールバスの一時停止の標識が表示された場合、スクールバスから少なくとも5mは離れて停止しなくてはいけません。運転手がこのルールを破った場合は、200ドルから300ドルの罰金と運転免許証の点数が9点減点になります。オンタリオ州ではスクールバスから少なくとも20m離れて停止しなくてはいけません。そして、このルールを無視した場合の罰金は400ドルから2,000ドルで、運転免許証の点数が6点減点されます。
まとめ
交通ルールを違反して警察に捕まってしまった場合は、知らなかったでは済まされません。日本で運転の経験があっても、運転する前に一度カナダの交通ルールをしっかりと覚えておく必要がありますよね。
カナダでは市民権のない人が交通事故を起こした場合、裁判で不利になるという話もあります。とにかく事故を起こさない、事故に巻き込まれないように気をつけて運転しましょう。
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