税金は給料から引かれているのに、なぜ確定申告で支払いが!?

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カナダ、特にケベック州で仕事をしていると給料からの天引きの額に唖然となる人も多いと思います。所得税(Income Tax)、ケベック年金(Quebec Pention Plan`)、ケベック育児保険(Quebec Parental Insurance Plan)、雇用保険(Employment Insurance)が給料の額によって引かれます。ちなみに、雇用主のほうは、年金、育児保険、雇用保険の雇用主負担分に加えて、ケベック健康基金(Health Service Fund)、CSST、CNTなどへの支払いもあります。
ところで、これだけ天引きされているのにケベックの確定申告の書類を作成したら、まとまった金額を支払うことになったという経験はありませんか?今回は、給料で税金や年金が天引きされているのにケベックの確定申告で支払いが発生してしまう理由とその対策を紹介します。


ケベックの確定申告で支払いが発生する理由


会社の給与担当者は、給与支払いの際に支払い金額に応じて税金や年金を天引きします。天引き額は、年収や控除額を考慮して計算されます。就職をするときにTD1(Personal Tax Credit Return、カナダ)とTP-1015.3(Source Deduction Return、ケベック)を記入、署名をして雇用主に提出しなくてはいけないのは、所得税の天引き額を決めるためです。


■給与天引きの際に計算に入っていないもの


それでは給与所得だけなのに何故ケベックの確定申告で支払いが発生することがあるのでしょうか?
ケベックの確定申告では収入に応じてHealth ContributionとQuebec Prescription Drug Insurance Planの徴収があります。(Quebec Prescription Drug Insurance Planは会社などで団体保険へ加入をしていれば支払いは免除になります。)けれども、これらの金額は給料からの天引き額を決めるときには考慮されていないのです。このため、カナダの確定申告では支払いが発生しないか還付があるのに、ケベックの確定申告では支払いをしなくてはいけない場合があるのです。
Health ContributionとQuebec Prescription Drug Insurance Planについては、以前記事にしているので良かったら読んでみてください(ケベック州の医療費無料のからくりとカナダの有料救急車


確定申告の際に1度に大きな金額を支払わないために


それでは、ケベックの確定申告の際に支払いを発生させないためにできることを2つ紹介します。
まず、RRSP(Registered Retirement Savings Plan )へ貯金をすることです。RRSPへ貯金した分は、その年の収入から所得税控除になります。ですから、天引きされていた所得税をHealth ContributionやQuebec Prescription Drug Insurance Planの支払いに回せるというわけです。カナダに永住する場合は、退職後の資金作りのためや節税のためにもRRSPはお勧めです。けれども短期滞在の人は、この方法は使えませんよね。
次に誰にでもできる方法を紹介します。それは、雇用主に毎回の給料からの天引き額を少し増やしてもらうという方法です。税務署へ多く支払った場合は確定申告で返金されます。ですから、1度に大きな額を支払うよりも毎回の給与から少しずつ支払っておいたほうが負担は軽く感じると思います。


まとめ


2015年分の確定申告が終わったと思いますが、突然の支出に驚いた方はいませんでしたか?ケベックの税金が高いのはどうすることもできないので、節税対策をしっかりしてなるべく出費を抑えたいですよね。


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